インバウンド
「夜に何もない街」に、観光客はもう来ない? ナイトタイム経済の真価とは
日本の観光地では、日中の魅力づくりに注力する一方で、「夜の時間」はまだ十分に活用されていないケースが多く見られます。
しかし世界ではすでに、“夜”こそが都市の競争力を左右する重要な時間帯として位置づけられ、観光や経済活動の中心になっています。
本記事では、ナイトタイム・エコノミー(NTE)に注目し、日本における夜の観光の再構築の可能性とその課題について、ユカとタカハシ先生の対話を通して探っていきます。
ユカ「夜って、もう観光の“余白”じゃないんだね」
タカハシ先生「むしろ“ゴールデンタイム”だよ」
💬登場人物
• ユカ(大学1年生):旅行好きで好奇心旺盛な大学生。
• タカハシ先生(教授):観光経済学と都市政策を専門とする大学教授。
夜は「観光の死角」だった?
ユカ
昼は人がいっぱい。でも夜になると、観光地なのに急に真っ暗で静かになる街、多くないですか?
特に地方都市だと、夕方5時で観光が終わっちゃうような雰囲気もあって。
タカハシ先生
実際、日本の観光は“昼間偏重”の傾向が強いんだ。多くの観光プランは「朝から夕方まで」で構成されていて、夜はホテルに引きこもるか、せいぜい居酒屋で一杯…くらいで終わる。
ユカ
でも、それってもったいなくない? 夜が「使われてない時間」だとしたら、それを観光として再起動できたら…。

世界では“夜”が本番
タカハシ先生
実は今、世界的には夜の観光=「ナイトタイム・エコノミー(NTE)」が注目されていて、ロンドンやシンガポールでは都市戦略の一部として夜間観光を強化しているんだ。
ユカ
たとえば、どんなことしてるんですか?
タカハシ先生
たとえばベルリン。クラブやバー文化だけじゃなく、美術館も「ナイトミュージアム」として22時まで開いてる。シドニーでは「夜市(ナイトマーケット)」が週末になると各地で開かれて、屋台グルメや音楽ライブが夜10時まで続く。台湾や香港の夜市文化も有名だよね。
ユカ
そういえば、クラクフ(ポーランド)では観光政策で夜9時以降を「レジャーのゴールデンタイム」として設計し直してるって聞きました。照明や夜間バスを整備して、街全体で夜の回遊性を高めてるとか。
タカハシ先生
その通り。つまり、“夜を設計する”という視点がある国は、夜こそが観光都市の本番時間なんだ。
インバウンドが感じる「夜の日本の物足りなさ」
ユカ
逆に、日本って夜の観光って何があるんでしょう?花火大会?温泉?
タカハシ先生
それも一部。でも、観光庁の調査では「夜にやることがない」「店が早く閉まる」「街が暗い」と感じる訪日客はかなり多い。アジア圏や欧米の旅行者は、「夜10時にホテル戻る」のが不自然に思えるんだ。
ユカ
それって…観光地としては致命的じゃないですか?
タカハシ先生
そう。でも逆に言えば、“夜を強化するだけで”観光満足度は大きく上がる。実際、最近は地方でも変化が起きてるよ。

日本各地で「夜の再起動」が始まっている
ユカ
たとえば?
タカハシ先生
長崎では夜の路面電車を使ったナイトツアーや、教会群のライトアップが人気で、富士五湖では、サウナと星空体験を掛け合わせた「サウナツーリズム」が外国人に好評だよ。さらに、大阪のナイトプールやイルミネーションイベントは、夏だけじゃなく秋冬にも延長されているんだ。
ユカ
夜のサウナ、夜のプール、夜のアート…。全部“新しい日本”の顔ですね。
タカハシ先生
うん。そして観光DXの進展も追い風になってる。例えば「夜間の混雑回避」や「静かに楽しむ夜のコンテンツ提案」なんかは、デジタルで個別最適化できるからね。

夜は「体験の余白」から「滞在の理由」へ
ユカ
つまり、夜が“ついで”じゃなく“目的”になるってことですね。
タカハシ先生
そう。夜のアクティビティは、単に滞在時間を伸ばすだけじゃなく、「旅の記憶」に残る体験を作れる。
観光客に「夜の街を歩きたい」と思わせられたら、その街は生きている。
ユカ
じゃあ、これからの観光都市は「夜を眠らせない街」にならないと。
タカハシ先生
その通り。“ナイトエンタメ”は、これからの観光の切り札になるよ。
ユカ
「でも先生、夜を観光にするって簡単じゃないですよね。店を開けるのも人が要るし、夜の安全って不安もあるし…。」
タカハシ先生
まさにそこが一番の壁。“夜をつくる”には、人材、交通、治安、そして自治体と民間の連携まで、まったく違うレイヤーの設計が必要になるんだ。
ユカ
つまり、“夜の観光”って、ただのアイデアじゃなくて“構造”の話なんですね。
タカハシ先生
次はその構造を、どう実現していくかを一緒に考えていこう。
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